Photopeaに入っているフォントの著作権って大丈夫?気になったので少し調べてみた。

2020年5月23日デザイン

Photopeaに入っているフォントの著作権って大丈夫?気になったので少し調べてみた。

フォントに著作権があるのはご存知でしょうか?普段何気なく使っているフォントですが音楽や工芸品のようにちゃんと製作者の方がおられます。

Photopea(フォトピー)は無料で使えるオンライン写真編集ソフトですが、「Photoshop」のように文字入力が可能です。

仮にバナーやポスターなどの広告を作ろうとしたとします。多くの場合文字が必要です。ではPhotopeaにインストールされているフォントは使って大丈夫なのでしょうか?商用利用可能なのでしょうか?

そういうところがすごく気になったので少し調べてみました。

欧文フォント Aclonica

例えば上の画像のフォントは「Aclonica」といってPhotopeaに入っているフォントの一つです。これを検索で調べてみました。調べ方は簡単で「Aclonica font」のような形で検索をかけてあげます。

そうすると出てきました。

https://fonts.google.com/specimen/Aclonica

上のリンク(URL)がAclonicaのページになります。調べてみると、なんとGoogle Fontsでした。ライセンスはこのような形で表記がありました。

These fonts are licensed under the Apache License, Version 2.0.

You can use them freely in your products & projects – print or digital, commercial or otherwise. However, you can’t sell the fonts on their own.

This isn’t legal advice, please consider consulting a lawyer and see the full license for all details.

Google翻訳すると

これらのフォントは、Apache License、Version 2.0の下でライセンスされています。あなたはそれらをあなたの製品とプロジェクトで自由に使用することができます-印刷またはデジタル、商業またはその他。ただし、フォントを単独で販売することはできません。これは法的なアドバイスではありません。弁護士に相談することを検討し、すべての詳細について完全なライセンスを確認してください。

とのこと。簡単に要約すると、このフォントは自由に使えます。商用OKです。でも勝手に売ってはダメです。もしこのフォントを使うとき心配なら弁護士に相談してください。こういう感じです。

Google Fontsの多くはこのようなライセンス表記になっていてとても便利で使いやすく、また種類も豊富です。PhotopeaがGoogle Fontsを採用していたのは薄々気づいていましたが、やっぱりそうだったんだと調べてはっきりしました。

欧文フォント Bonbon

こちらもPhotopeaに入っているフォントの一つで「Bonbon」といいます。こちらも検索して調べてみるとGoogle Fontsでした。ライセンスもほとんど同じで、自由に使用OK。商用利用OK。フォントを勝手に売るの禁止。

https://fonts.google.com/specimen/Bonbon

せっかくなので日本語フォント(和文)も調べてみました。

日本語フォント さわらび明朝

こちらは「さわらび明朝」というPhotopeaに入っていたフォントの一つです。こちらもGoogle Fontsにありました。欧文フォントに比べるとPhotopea内の和文フォントは少ないですが、これも含めてあるにはあります。

https://fonts.google.com/specimen/Sawarabi+Mincho

こちらも商用利用OK。自由に使用可能。フォントを勝手に売るのダメ。

以上でいったんフォントの紹介を終えたいと思います。Photopeaで使える欧文フォントは本当に多くてすごくいい感じです。日本語フォントは残念ながら少ないので要望があるとすればそこかな・・。

今回はPhotopeaで使えるフォントの著作権について少し調べてみました。結果、そのどれもがGoogle Fontsに掲載された商用利用可能なものでした。しかしながら、今回紹介させてもらったのは一例にすぎません。

もしPhotopeaを使って何か制作される際は使用する予定のフォント名を検索してみることをお勧めいたします。