【ドラクエジョーカー2】地響きと共に巨大モンスター現る!キストーラがつけた炎に向かって突進してくるぞ!!【実況】#8
【ドラクエジョーカー2】地響きと共に巨大モンスター現る!キストーラがつけた炎に向かって突進してくるぞ!!【実況】#8
キストーラを追って少年は雪山を進んだ。
突如現れた大きな雪の壁の前に佇む人がいる。間違いない。あれは、キストーラだ。
キストーラの横には枯れ木の大木が積まれていた。その積み方は人為的ではあるものの、彼女が運んだものではなさそうだ。
少年が近づくとキストーラは話し始めた。
「分厚い氷の壁ですこと。ここで行き止まりってことかしら・・・。」
氷の壁はジャンプで超えられるような高さではないし、回り道も出来なさそうだ。
キストーラ「あら?この焚き木。おあつらえ向きね。ちょうど暖まりたかったところよ。」
確かに。キストーラはかなり薄着だ。だが少年も負けてはいない。
キストーラは持っていたライターに火をつけ焚き木に点火した。
焚き木が燃え上がった。
キストーラ「う〜ん。あったかい。冷え切った体が癒されていく・・・。」
二人で焚き木にあたっていると・・。
「ちょっと、これ私がつけた火よ。あまり近寄らないでくれる?」キストーラは少年に言い放った。
・・・。やばい女だ。
ズーン・・・。ズーン・・・。
二人で火にあたっていると遠くの方から地鳴りのような音が聞こえてきた。
「なっ・・なにごと・・・!?」キストーラも異変に気が付いたようだ。
音は次第に大きくなり、揺れも大きくなった。
音の正体が姿を現した。
大きい・・。こちらに向かって歩いてくる。
・・・
巨大なモンスターがクラウチングスタートのような姿勢でこちらをじっと凝視しながら、身構えた。
これは・・・。まさか・・・。
「!!!」巨大モンスターがこちらに向かってイノシシのように突進してきた!
大きな翼は見せかけなのか?走った方が早いのか?分からない。そんなことを今は考えている場合ではない。
キストーラと少年はその場から一目散に逃げ出した。
バーン・・。大きな衝撃と共に氷の壁が崩れ落ちた。巨大モンスターが壁にぶち当たったのだ。
巨大モンスターは氷の壁に頭をぶつけたショックで、動けなくなってしまった。
モンスターの突進からかろうじて逃げ出すことに成功したキストーラが焚き火があった場所へ戻ってきた。
キストーラ「ハァ、ハァ・・・。何よこのモンスター・・。冗談は顔だけにして欲しいわ。」
確かにそれは一理ある。初めてこの女と意見が一致したような気がした。
キストーラ「まあ、氷の壁が粉々に・・・!」
巨大モンスターの体を張った突進で氷の壁が砕けたのだ。
キストーラ「ホ・・・ホーッホホホホ!私の読み通りね!」
・・・。
キストーラ「氷の壁は火をつけるとなんとかなると思ったわけよ。」
そんなわけ・・・。
キストーラ「・・・ぷっ。あなたしもべのくせに役に立たないのね。オーホッホッホッ・・・。」
謝るべきなのか、怒るべきなのか、笑うべきなのか、おそらくそのどれでもない。反応してはダメだ。相手の思う壺だ。仏になるんだ。悟りを開け。
キストーラ「それではこれまで行けなかった西の方角に言ってみますわよ。」
相変わらずキストーラはこちらを従順なしもべとしか見てないようだ。
キストーラは道ができると、また一人で雪山を進み出した。
・・・追いかけよう。