【ドラクエジョーカー2】平原の幽霊?導かれた先で新たな出会い、配合の達人ハイゴナ登場!【実況】#5
【ドラクエジョーカー2】平原の幽霊?導かれた先で新たな出会い、配合の達人ハイゴナ登場!【実況】#5

夜、平原についた。

!!
こんなのがいるなんて、聞いてない。そう言いたかったけれど、まずは逃げるしかない。
幸い近くに洞窟へと通じる穴があったので、そこへ向かう。

幽霊・・!?
誰かに似ているような・・。薄透明なそれも穴に入っていく。

少年も穴へ入る。

洞窟の中でひかる石を見つけた。近づくと先ほどの薄透明の何かが急に姿を現した。
「お前たちはもうこの島から逃れられない。」
薄透明の何かは現れるなり、少年にそう話し始めた。

「飛行船の行き先に狂いはなかった。ここがお前たちの目指した地だ。」

「そう。ここがバトルGPの会場。夢を叶える死闘の舞台。」

「勝って、勝って、勝ちまくれ。お前たちの生き残るすべはそれしかない。」
どこか見覚えのある幽霊はそういって水が気化するように何も残さず消えていった。

洞窟を抜けて地上に出ると、看板の近くでじっとしているスライムを見つけた。
「実は僕、このモグラのアジトに居候しているスライムなんだ。」スライムは少年にそう言って話し始めた。

スライムはモグラに伝えたいことがあるらしく、「そこで!そのモグラに手紙を書いたからそれを届けて欲しいんだ。」そう言って少年を頼ってきた。
モグラは少し行ったところで、見張りをしているらしい。

洞窟の前に立ちふさがるキラーピッケルを見つけた。

「ここはあのウイングタイガーのすみか。中に入るのは危険でやんすよ。」キラーピッケルに話しかけると独特の口調でこの先が危険だと教えてくれた。

キラーピッケルにスライムから頼まれた手紙を渡した。
「ほほう!どうやらモグラのアジトで面白いことが起きているみたいでやんす!」
手紙にはモグラのアジトの様子が書かれていたようで、、

「珍しいモンスターは見たいでやんすがここを離れるわけにもいかんでやんすよ。」
真面目なキラーピッケルはここを動く気はないようで、かわりに見てきていいと言ってくれた。
スライムとの約束は果たした。

アジトの様子が気になったので前まできてみた。

中をのぞいてみる。

「ここは俺たちモグラのアジト。てめえ、それを知っての狼藉(ろうぜき)か?」
何やら中で揉め事が起こっている。

「め、めっそうもない!わしは足元もおぼつかないただの老いぼれ。」
モグラと揉めていたのは飛行船にいた乗客のじいさんだった。
何やら奥に連れ込んでじいさんを使った実験でも始める勢いだ。

「あら〜?どうやらお仲間が助けにやってきたみたいね。」
いたずらモグラの1匹ががこちらに気が付いた。

「おおっ!まさかお前さんは・・!!あの飛行船の船員さんではないか!?」
じいさんも少年に気が付いた。

「おもしれえ!俺たちとやり合うつもりだな!!」
言葉よりやはり拳で彼らは語り合いたいようだ。

モグラが襲いかかってきた。

キラーピッケルといたずらモグラが勝負を挑んできた。

「つ、強え、、。お前何もんだ・・?」

「このままじゃ俺たちのアジトがやべえ、援軍を呼んで何とかしようぜ!」
モグラたちはあくまで戦いで決着をつけたいようだ。

「・・・・待て。」後ろの方から声が聞こえた。

「ドン・モグーラ様!!」
モグラたちを制して現れたのはドン・モグーラだった。

「手下たちの無礼許してくれ。私はこのアジトのボス、ドン・モグーラだ。」

「ところで、そなたが手下と戦っている間、気になる物を目にしたのだが・・・。」
ドン・モグーラとは少し話ができるようだ。

「やはり・・。ついに、そのプレートを持つ人間が現れたか・・・。」運命を悟ったかのようにドン・モグーラはそうつぶやいた。

「我らの使命を果たすときが来たようだ。お前たち準備をするぞ。」ドン・モグーラは手下たちに号令をかけた。

「えっ!?まさか、あれを始めるって言うんですかい!?」手下たちが動揺した。

「この者が現れた時から我らの運命は決した・・。」

「我らははじめねばならんのだよ。あのバトルGPをな・・・。」

「人間よ。私について来てくれ。」ドン・モグーラは少年にそう言った。

モグラたちがアジトの奥へと歩いていく。

少年は先ほど助けたじいさんとモグラたちの後を追った。

広々とした空間がそこにはあった。

「人間よ・・・!」ドン・モグーラが少年に話しかける。
威圧ではない。決意のような何か思が込められた声だった。

「我らはそのプレートを持つものが現れるのを久しく待っていた!」

「かつての掟(おきて)に従い、かの者をそなた達に使わそう。」

「ハイゴナ、ここへ!」ドン・モグーラが誰かを呼んだ。

「こやつの名はハイゴナ。配合と呼ばれる技の使い手だ。」
ドン・モグーラはそう言ってドルイドのハイゴナを少年に使わした。

「では会場の準備をしている間、一度飛行船とやらに戻るがよい。」
モグラ達が言うにはここでバトルGPが開催されるらしい。彼らを疑っているのではないが、何が起こるのか予測ができない。
少年はドルイドのハイゴナとアジトで会った乗客のじいさんを連れて飛行船に戻った。

飛行船で休むと夢を見た。
「ここがお前達の目指した地だ。」

「勝って、勝って、勝ちまくれ・・・。お前達の生き残るすべはそれしかない。」
見覚えのある幽霊は最後に「勝て」と少年に言って消えた。

目が覚めた。バトルGPが幕を開けるのかはまだ分からない。今はハイゴナと協力してモンスターをちょっとでも強くしよう。