オンライン写真編集ソフト「Photopea」のバケツツールで写真のフィルター効果を自作してみる。

2020年7月5日デザイン

オンライン写真編集ソフト「Photopea」のバケツツールで写真のフィルター効果を自作してみる。

Photopea ホーム画面

https://www.photopea.com/

無料写真編集ソフトPhotopeaを使って今回は写真のフィルター効果を自作してみたいと思います。最近のアプリは素晴らしくて、綺麗なフィルターが掛けられますが、自分でも作れると編集の幅が広がると思います。

今回やってみるのは本当の基本の部分。簡単なレイヤー操作もあるのでこういう所をきっちり押さえられるといい感じの写真を作れるようになっていけるかなと思います。

まずはPhotopea上に写真を開きます。

オンライン写真編集ソフト「Photopea」を使ってみた!写真を開いて編集ができる状態にしてみる。

Photopea ホーム画面に写真を開く

写真が表示されました。

Photopea バケツ

次に左側のツールメニューを見てください。上から11番目にバケツツールかグラデーションツールのアイコンが表示されているかと思います。今回メインで使っていくのはこのツールになります。

Photopea 新規レイヤーを作成

まずは下準備として、新規レイヤーを作成します。画面右下のゴミ箱の左の「新規レイヤー」をクリックします。

オンライン写真編集ソフト「Photopea」を使ってみた!英語表示を日本語へ変更してみる。

Photopea 新規レイヤーを作成

クリックすると上のレイヤー画面に「レイヤー1」が追加されました。現状何も変更を加えていないので、写真上の変化は見られません。

Photopea バケツ

下準備が出来たので、先ほど紹介したバケツツールを使っていきたいと思います。上から11番目のバケツマークにカーソルを合わせるとこのようなメニューが表示されるので、下のバケツをクリックします。

Photopea 塗りつぶしの色をデフォルトへ

「バケツ」は俗に言う塗りつぶしツールであります。左のツールメニューを見てもらえると下の方に色がついた所があると思います。この上側が「バケツ」で適応される色になります。つまりこの状態だと黒色を使うことができる状態です。

今回は白を使っていきたいので、

Photopea 塗りつぶしの色を反転

青枠で囲まれている、上下反転マークをクリックします。クリックすると上の画像のように上下の色が入れ替わります。これで白色が使えるようになりました。

Photopea 新規レイヤーを作成後のホーム画面

新規レイヤーを作成→「バケツ」を選択→白が適応できる。今、ここまで来ました。それでは「バケツ」を使っていきたいと思います。

右側のレイヤーパネルを確認し、「レイヤー1」が選択されていることを確認出来たら、写真をクリックします。

Photopea 新規レイヤーにバケツの白色(塗りつぶし)を適用

クリックするとこのように「バケツ(塗りつぶし)」が適応されます。今回は白を選んでいるので全体が白くなりました。ここで重要なのが、写真は白くなっていないというところです。

白く塗りつぶされたのは先ほど作成した「レイヤー1」だけです。これがレイヤー機能の便利なところで、この新しく作成したレイヤーと写真、別々に効果を適用することが出来ます。

さっそくやっていきましょう。

Photopea 新規レイヤーの不透明度を編集

レイヤーパネルの不透明度こちらを使っていきます。現状「レイヤー1」の不透明度は100%になっています。

Photopea 新規レイヤーの不透明度を20%へ

これを20%へ変更します。そして、

Photopea 新規レイヤーのレイヤー効果を編集

この赤枠で囲われた場所。「通常」という文字が見えるかと思います。これはレイヤーに効果を加えることが出来るところで、

Photopea 新規レイヤーのレイヤー効果をオーバーレイへ変更

ここを「オーバーレイ」に変更します。

Photopea 新規レイヤーのレイヤー効果適用後の写真

これが「レイヤー1」ありの写真です。元の写真よりも全体的に少し明るくなりました。違和感もなく自然な感じです。

この程度なら明度の調整でも出来るのですが、フィルターの醍醐味といえばやっぱり「色」ですね。もう少しいじっていきます。

Photopea 二つ目の新規レイヤーを作成

先ほど同様、新規レイヤーを作成します。これでレイヤーは最初に開いたのと合わせて3枚になりました。

Photopea 色の設定

次は色の設定をしていきたいと思います。左下の白色の四角をクリックします。

Photopea カラーピッカーから色の設定

クリックするとカラーピッカーが表示されます。ここで色の変更をしていきます。今選ばれているのが「白」です。カラーピッカーの一番左上に丸印が、16進数のカラーコードは「ffffff」になっています。

どちらをいじってもいいのですが、今回は直感的にさわれるカラーピッカーを使っていきたいと思います。任意の位置をクリックすることでその色が右上に表示されます。

Photopea カラーピッカーで黄色を選択

今回は黄色を選んでみました。

Photopea カラーピッカーで黄色に変更

色を選択すると右上の色が変化します。下は現在の色になります。OKを押すと上の色を使うことができるようになります。

Photopea カラーピッカーの色相を変更する場所

色相(色味)は赤枠で囲った中央の色相棒で変更出来ます。赤にしたければ赤い所を青にしたければ青い所をクリックすれば変わります。直感的でしょ?

色が決まったので「OK」をクリックします。

Photopea バケツでの適応色を黄色に変更完了

これで黄色が使えるようになりました。レイヤー2が選択されていることを確認し、「バケツ」をレイヤー2に使います。

Photopea レイヤー2をバケツ(塗りつぶし)で黄色に。

クリックするとこのようにバケツ(塗りつぶし)が適用されました。

Photopea レイヤー2のレイヤー効果をオーバーレイへ、不透明度を10%に変更

レイヤー2の設定を変更します。不透明度を10%に、レイヤー効果をオーバーレイへ変更します。

Photopea 自作フィルターのレイヤー1、レイヤー2適応後の写真

自作フィルター適応後の写真がこちらになります。

レイヤー1で明るくシャキッとした写真へ、レイヤー2で温もりのある柔らかい印象へ変わりました。こんな風に少しいじってあげることで写真の印象は変わります。

このレイヤーを使った自作フィルターは他の機能を使った編集では出せない挙動と味?と言ったらいいのか分からないんですが、微妙な色合いや効果を直感的に試すことが出来きます。