オンライン写真編集ソフト「Photopea」のバケツツールで写真のフィルター効果を自作してみる。
オンライン写真編集ソフト「Photopea」のバケツツールで写真のフィルター効果を自作してみる。

無料写真編集ソフトPhotopeaを使って今回は写真のフィルター効果を自作してみたいと思います。最近のアプリは素晴らしくて、綺麗なフィルターが掛けられますが、自分でも作れると編集の幅が広がると思います。
今回やってみるのは本当の基本の部分。簡単なレイヤー操作もあるのでこういう所をきっちり押さえられるといい感じの写真を作れるようになっていけるかなと思います。
まずはPhotopea上に写真を開きます。
オンライン写真編集ソフト「Photopea」を使ってみた!写真を開いて編集ができる状態にしてみる。

写真が表示されました。

次に左側のツールメニューを見てください。上から11番目にバケツツールかグラデーションツールのアイコンが表示されているかと思います。今回メインで使っていくのはこのツールになります。

まずは下準備として、新規レイヤーを作成します。画面右下のゴミ箱の左の「新規レイヤー」をクリックします。
オンライン写真編集ソフト「Photopea」を使ってみた!英語表示を日本語へ変更してみる。

クリックすると上のレイヤー画面に「レイヤー1」が追加されました。現状何も変更を加えていないので、写真上の変化は見られません。

下準備が出来たので、先ほど紹介したバケツツールを使っていきたいと思います。上から11番目のバケツマークにカーソルを合わせるとこのようなメニューが表示されるので、下のバケツをクリックします。

「バケツ」は俗に言う塗りつぶしツールであります。左のツールメニューを見てもらえると下の方に色がついた所があると思います。この上側が「バケツ」で適応される色になります。つまりこの状態だと黒色を使うことができる状態です。
今回は白を使っていきたいので、

青枠で囲まれている、上下反転マークをクリックします。クリックすると上の画像のように上下の色が入れ替わります。これで白色が使えるようになりました。

新規レイヤーを作成→「バケツ」を選択→白が適応できる。今、ここまで来ました。それでは「バケツ」を使っていきたいと思います。
右側のレイヤーパネルを確認し、「レイヤー1」が選択されていることを確認出来たら、写真をクリックします。

クリックするとこのように「バケツ(塗りつぶし)」が適応されます。今回は白を選んでいるので全体が白くなりました。ここで重要なのが、写真は白くなっていないというところです。
白く塗りつぶされたのは先ほど作成した「レイヤー1」だけです。これがレイヤー機能の便利なところで、この新しく作成したレイヤーと写真、別々に効果を適用することが出来ます。
さっそくやっていきましょう。

レイヤーパネルの不透明度こちらを使っていきます。現状「レイヤー1」の不透明度は100%になっています。

これを20%へ変更します。そして、

この赤枠で囲われた場所。「通常」という文字が見えるかと思います。これはレイヤーに効果を加えることが出来るところで、

ここを「オーバーレイ」に変更します。

これが「レイヤー1」ありの写真です。元の写真よりも全体的に少し明るくなりました。違和感もなく自然な感じです。
この程度なら明度の調整でも出来るのですが、フィルターの醍醐味といえばやっぱり「色」ですね。もう少しいじっていきます。

先ほど同様、新規レイヤーを作成します。これでレイヤーは最初に開いたのと合わせて3枚になりました。

次は色の設定をしていきたいと思います。左下の白色の四角をクリックします。

クリックするとカラーピッカーが表示されます。ここで色の変更をしていきます。今選ばれているのが「白」です。カラーピッカーの一番左上に丸印が、16進数のカラーコードは「ffffff」になっています。
どちらをいじってもいいのですが、今回は直感的にさわれるカラーピッカーを使っていきたいと思います。任意の位置をクリックすることでその色が右上に表示されます。

今回は黄色を選んでみました。

色を選択すると右上の色が変化します。下は現在の色になります。OKを押すと上の色を使うことができるようになります。

色相(色味)は赤枠で囲った中央の色相棒で変更出来ます。赤にしたければ赤い所を青にしたければ青い所をクリックすれば変わります。直感的でしょ?
色が決まったので「OK」をクリックします。

これで黄色が使えるようになりました。レイヤー2が選択されていることを確認し、「バケツ」をレイヤー2に使います。

クリックするとこのようにバケツ(塗りつぶし)が適用されました。

レイヤー2の設定を変更します。不透明度を10%に、レイヤー効果をオーバーレイへ変更します。

自作フィルター適応後の写真がこちらになります。
レイヤー1で明るくシャキッとした写真へ、レイヤー2で温もりのある柔らかい印象へ変わりました。こんな風に少しいじってあげることで写真の印象は変わります。
このレイヤーを使った自作フィルターは他の機能を使った編集では出せない挙動と味?と言ったらいいのか分からないんですが、微妙な色合いや効果を直感的に試すことが出来きます。