【アニメ】宝石の国を見た感想。

2020年3月1日ライフ

【アニメ】宝石の国を見た感想。

「あにこれ」で評判が良かったので見てみたのが今からちょうど1年前になると思う。

先日また全12話見終わった。いまだに余韻が残っている。

主人公フォスフォフィライトがはじめはすごく、うざかった。何にも出来ないし、頭は悪いし、ドジで、厚かましくて、うるさかったからだ。でも、2回目はなんだか微笑ましかった。

なぜかメタルギアソリッドのスネークイーターを思い出した。まあ、それはいいや。

少しネタバレになるけれど、それでも話そう。主人公のフォスフォフィライトは本当に何にも出来なかった。才能、生まれ持っての運。この世界にもそれはあった。こっちの世界とおんなじだ。どんなに努力しても届かない。それを彼もわかっていたのかな。

フォスは出会いをきっかけに変わっていく。禁止されている海へ行って、失って、新しい足を手に入れた。5話辺だったと思う。ここからが本当に引き込まれた。2回目はどうなるかわかっていた。でも、やっぱり、惹きこまれた。

宝石の国では月人(つきじん)という攻撃を仕掛けてくる敵がいて、フォスの兄弟はこれらと戦う。フォスは弱いから戦いには参加していなかったのだけれど、海からの帰還後、フォスも戦に参加することになっていく。そして、フォスが変わっていく。

フォスが変わっていくのが嬉しかった。一度目はそう思った。思慮を身につけ傷を負って、強くかっこよくなっていくのを見てそう思った。でも2回目はなんだか、そう、見ていて何かが心に深く突き刺さってきた。

自分と重なるところがあるように思えたのかもしれない。「何も知らなかったあの頃がうらやましい。」思わずそう思える瞬間にフォスもそうつぶやいていた。

アンタークチサイトとの出会いでフォスは変わる。体も心も。ちょうど私たちが思春期を経て大人になるように。希望は幻想で、痛みとどうしようもないこの現実に向き合い続けなくてはならなくなる。私も、フォスも。

アンタークが言い訳を言うフォスに言った。「できることしかやらないからだ。」フォスは言い訳をする。「できることはやる」と、するとアンタークは続けて言った。「できることしかできないままだな」と。この言葉がなぜかずっと残っている。

アンタークのあの唇に指を当てる姿が頭から離れない。あんな風にかっこよく終わりを迎えたいと思ったからなのだろうか。それとも、もしかするとあんな風に私は誰かに助けてもらいたいと内心思っているのだろうか。いや、たぶん、前者だと思う。

アニメは続きが非常に気になる形で終わってしまった。続編が放送されるのであれば是非見たいと思う。また、1期を見直した後に。

ニュースで凄惨な事件が報道されることがある。別に珍しくはない。だけどもし、その場に立ち会ったなら私はアンタークのように動けるだろうか。あんな風に唇に指を当てながら他人の為に自分の命を危険にさらせるだろうか。

わからない。でも、死に様くらいかっこよくありたい。