普段の飯がこんなにも色鮮やかに感じられるようになるとはwアニメ異世界食堂を見た感想。
普段の飯がこんなにも色鮮やかに感じられるようになるとはwアニメ異世界食堂を見た感想。

異世界に現れた謎の扉。そこは現代の日本のとあるレストランへと通じる扉でした。
異世界転生系のアニメに飢えていた時に、ちょっとこれまで見てきた異世界転生系とは毛色が違う感じがしたのですが「まあいいか」と思って見てみたのが、この異世界食堂です。
タイトルから察するに、異世界人に飯を食わせてうまいうまいと言わせるありきたりなアニメだろうなと正直期待は全然してなかったのですが、
これが見てみると、続きが気になる気になる。ストーリーは基本的に1話完結なのでワンピースみたいに続きが気になるような終わり方はしないのですが、
設定と登場人物がいい。本当に良かった。
この異世界食堂は異世界に主人公が転生するという設定ではないです。向こうからやってきます。
どういうことかというと、異世界に得体の知れない扉が突如として現れるのですが、それをたまたま見つけてなおかつその扉を開けた異世界の住人がこちら側へとやってくるという形です。
異世界の住人はレストランの物珍しさにまず驚きます。なにせここは異世界なのですから。
次に料理が食べれる場所だと説明を受けて、何かを注文します。
彼らは今まで見たことも食べたこともないものに少し驚きますが、少しの勇気と好奇心に導かれ料理を口へと運びます。
そして、そうです。もうお分かりでしょう。我々が待ち望んでいるリアクションをしっかりととってくれるのです。
それはもう、嬉しいほどに。
出される料理は、すごく凝ったものというものではなくて我々が慣れ親しんだものが出てきます。カレーやエビフライ、カツ丼など。
それらをあんなに美味しそうに食べるのですから。こちらもすごく嬉しくなるし、こっちまでお腹が空いてきます。
彼らが食事を終え、扉から出ると元いた異世界に戻ります。
1話ごとに個性豊かな異世界の住人がこだわりの料理を食べるのは見ていて面白いです。
異世界食堂がきっかけで普段の何気ない食事を改めてじっくりと味わうことができるようになった気がしますし、
とても洗練された食材をふんだんに使っているにもかかわらず、それらをとても安価に食せるという現代の当たり前の日常の素晴らしさに気づけた作品でもあるような気がします。
きっとこの作品からたくさん感じ取れるものがあると思います。まだ未視聴ならぜひ見て欲しいなと思います。